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2010年 05月 30日

緊急トラブル対応指示 KATO製EF57の集電性能を改善向上せよ!(1)原因推定と仮対策

 一通りの検査を完了して機関区へ送ったKATO製EF57ですが、本線上で試運転中に立ち往生するというトラブルの第一報が入りました。当該車輌は本線上の勾配がわずかに変化する地点で集電不能となって停止しており、やむなく救援機関車で牽引して当分廠に搬入収容しました。

 早速、対策会議が招集されましたが、当分廠は電気機関車の整備経験が浅く、十分に構造を熟知していないため、再分解して原因を究明するとともに、過去の経験則から要因を洗い出し、原因の推定を行なうことにしました。また、当機の前に整備した有井製のEF56-12とEF57-7が大きな問題もなく快調に運用されていることから、有井機との構造上の差異を詳細分析して原因究明に役立てることにし、有井機の整備記録を取り寄せました。

 過去の経験則としては、かつて京急デワ40形とデハ470形に使用していたGM製の旧・旧型動力(本機と同じ二つ割ダイカストブロック構造)において似たような集電不良による立ち往生トラブルが多発したことがあり、この時はダイカストブロックとダイカスト製内側台車枠との接触が悪いことが最大の原因と思われましたが、車輪・車軸・台車枠を清掃しても発生頻度は多少下がるものの根本対策までには至りませんでした。モーターの発熱によるダイカストブロックの熱変形も要因の一つと考えられましたが、完全には原因究明されずに終わり、今ではこの旧型動力は全車廃棄されて新型の鉄コレ動力に換装されています。

 当分廠の技術部を中心として編成された対策プロジェクトチームは、まず本機の動力機構を再分解して導電経路の確認を行ないました。
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 まずKATO機の駆動系分解状態です。動力台車のダイカスト製内側台車枠の赤矢印の部分が動力ユニットの赤丸印の部分に接触して電力が供給されます。このダイカスト同士を接触させる方式がGM製旧・旧型動力ユニットとほぼ同一なのですが、この方式は2台の動力台車から合計4ヶ所の接触点で動力ユニットに給電するという設計思想に基づいています。しかし、そもそも四点支持というのは弾性支持でない限り一般に不可能であり、剛体同士の接触では必ず三点支持になってしまい、一点は隙間ができて接触しなくなるのが普通です。
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 一方、取り寄せた有井機の整備記録です。ダイカスト製動力ユニット側の導電構造はKATO機と大差ありません。
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 しかし、動力台車側の導電機構が異なっていました。有井機の動力台車にはダイカスト製内側台車枠が使用されておらず、台車枠は全てプラ製で、集電は銅板を通して行なわれ、動力ユニットへは赤矢印の銅板から給電されています。
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 この銅板はこの赤矢印のような形状をしており、弧を描いていて適度な弾性を持っています。これによって、線路の段差部や屈曲部においても常に四点の通電が保たれ、集電不良が発生しにくくなっていると推定されます。
 結局、KATO製旧仕様動力の問題点はリジッドなダイカストブロック同士の接触による導電機構のため、線路の歪みや段差によって四点支持が容易に崩れ、残る三点支持のうち一点または二点がトラクションタイヤであると通電しなくなるため、集電不良が発生しやすいと推定できます。
 ちなみに、最近のKATO製車輌は「サスペンション機構」なるものを搭載しており、KATOもそれを売りにしていますが、この機構が何のためにあるかを良く考えてみると、実物の電車や機関車ではないので搭乗者の乗り心地は全く関係ないですね。要するにサスペンション機構とは、線路状態が悪くても導電経路の接触不良による通電不良でギクシャクしないためのものなのですね。余談ですが、昔、TMSの故・山崎喜陽氏が「模型鉄道は実物の鉄道とは比較にならないほどの悪路を走る」と仰っておられたことを思い出します。0番や16番でさえそうなのですから、9mmゲージでは尚更です。
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 さて、原因が推定できたので、まずは暫定仮対策による効果の検証です。要は、線路に歪みがあってもダイカスト製動力ユニットとダイカスト製内側台車枠の通電が保たれればいいわけで、それには両者の間に導電性の弾性体を挟んでやるのが効果的です。そこで、電装班長が取り出したのがこれ。京急18m車の室内灯ユニット取付工事で余剰となったGMの集電板です。
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 これをこのように切断して、少し曲げ、紙テープに貼ります。
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 それを動力ユニットにこのように取り付けます。つまり動力ユニットと内側台車枠の間に隙間ができても、銅板が自身の弾性で追従するようにしたわけです。その結果、短線路の往復試験では殆ど通電不良もなく、スムースに動作しました。

 一応、根本対策につながる暫定対策案の第一次効果検証ができましたので、この方式の恒久対策を考えていきます。基本は集電板をダイカストブロックにビス止めの上、集電板の厚み分だけ内側台車枠の接触部を削ってやることになりそうです。完了したらまた報告します。
・・・何だか中途半端な技術文書になってしまった・・・(笑

by nari-masa | 2010-05-30 22:43 | 旧型電関(N) | Comments(0)
2010年 05月 29日

ちまちまと・・・KATO EF57の色差し、その他

のんびりと旧型電関の手入れをすすめています。
今日はKATO製EF57のホイッスルと電暖表示灯の色差しなんぞを行いました。
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この機関車は初期ロットに較べて信号炎管と避雷器が別パーツ化されましたが、ホイッスルはボディと一体成型のままで、色もぶどう色2号のままです。そこでタミヤエナメルのゴールドリーフを差しました。
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電暖表示灯に色差し。実車の記憶では黄色味が強かったので、ガンダムカラーのイエローを差してみました。ポイントで差したつもりですが画像で見るとずいぶん大きく見えますね(笑)。アルコール系塗料なのでやり直しは可能ですが・・・だいだい色か山吹色のほうが良かったかな。
ちなみに、電暖表示灯というのは給電OFFで点灯だそうですね。給電ONで点灯(OFFで消灯)だと表示灯回路の故障や球切れのときに消灯状態となり、作業員が給電OFFであると判断して危険だから、という理由で、この辺は昔からフェイル・セーフになっていたんですね。
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有井製電関に装着したKATOのナックルカプラーの高さが不揃いで旧客のカプラーと高さが合わず、走行中いまにも外れそうだったので、ストッパーを一部切削加工してゴム系接着剤で固定しました。高さは概ねよさそうです。
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いつの間にかEF56-12のホイッスルが片方どこかに飛んでしまったので、KATOのEF15標準型のパーツの余りを移植しました。こちらのほうが似ているようですね。でももう余剰品がないので、反対側はそのままです。
あとはKATO製EF57の先輪の黒染め車輪化ですが、KATOの11-602黒色車輪が生産中止で、カタログからも落ちています。EF58用の先台車を買って移植するか・・・高いな。まだ当分旧型電関で遊べそうですね。

by nari-masa | 2010-05-29 15:26 | 旧型電関(N) | Comments(0)
2010年 05月 25日

金沢駅に521系見ゆ

久し鰤に金沢駅で乗り換えのため下車したら、見慣れない電車が止まっていました。なお、概ねステンレスで出来た電車は自分にとって「見慣れない」電車なのです。最近の電車で識別できるのは京急N1000形6次車以降とJRのE217、E231,E233くらいかなあ(笑
で、止まっていたのはこれ。
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ピカピカの新車ですね~。普通・福井行きだって。帯色違うけど京阪神地区で見かける電車に似てます。でもここ金沢は交流電化区間。交直流機関車にでも牽かれない限り直流電車は入れません。隣にいるのははくたかの681です。
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ん?クモハ521とな?
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で、クハ520。2輌編成ですね。
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クハの運転台です。モニターついとる。最新鋭ですね~。475系とは大違いです。
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台車です。普通電車から特急用車輌から機関車から果ては新幹線まで、短軸梁式台車全盛ですねえ。ウイングバネのほうが乗り心地はいいと思うのですが。横の床下機器の箱が681/683系に似ているような・・・
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金沢駅は暗くてなかなかうまく写りませんが、パンタグラフと交流機器です。実はクモハでなくクハ520のほうに搭載されています。サンダーやしらさぎの683系などもそうですが。

あとで調べたところでは、この電車は521系交直流電車で、敦賀地区など福井県内では以前から見たことがあったのですが、今年3月の改正から金沢にも進出したのだとか。でもまだ富山の方には来ていません。台車はWDT59B/WTR243Cで、最近の西日本車の標準的なものですね。クハに交流機器が搭載されているのは、クモハは直流機器のみとして直流電車との共通性を高めるためだそうです。制御システムは概ね683系と同じだそうで、道理で床下の機器ボックスが似ているはずです。これが食パンマン419系を駆逐していくのでしょうか?北陸本線でも閑散区の木ノ本~敦賀~武生間ならまだしも、3輌でも立ち乗りが出る福井~金沢(~富山)間で2輌編成の使い勝手がいいとはあまり思えないのですけども。

by nari-masa | 2010-05-25 19:24 | 北陸の車輌(実車) | Comments(0)
2010年 05月 23日

EF57(KATO製:品番3003)の動力ユニット分解整備

ほとんど新品同様の中古で購入したKATOのEF57ですが、さすがに10年前の製品で、かつ10年間走行させていなかったためか、走らせると動力ユニットからジージーという気になる雑音がします。特に低速域で異音がひどく、走り出しもラビットスタートとは言わないまでも、あまりスムースとは言えないため、思い切って分解整備をかけることにしました。一度、室内色塗装のためにボディと動力ユニットを外した感じでは有井機の動力ユニットと概ね同等の駆動機構と判断しました。
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ボディと動力ユニットを分解し、動力台車を外して下から見たところです。有井機と同じような2つ割のダイカストブロックで、ウォームギヤが見えます。
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動力ユニットの上面です。両端にある77Aの基板はヘッドライトユニットですが、まだ麦球(電球)式です。どこかからLEDを調達しようと思います。
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ユニット両端上部にある黒いプラスチックの遮光部品を外してから両端のネジ2本を外すとダイカストブロックが分解できます。この辺は有井製と良く似ています(有井は先にエアータンクを外しますが、KATO製は遮光部品を外します)。内部構造も良く似ています。
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ウォームギヤシャフトの支持方式は有井と同じですが、こちらはモーター軸からウォーム軸への動力伝達がシリコンゴムチューブではなく樹脂製のハースカプリングになっています。KATOのほうが設計時期が古いと思いますが、機械的構造としては高級感があります。どちらも両軸の軸心偏倚(要するに同軸度不良)を吸収するための機構ですが、当然ハースカプリングのほうが許容偏倚量が小さく、総体的に高い部品精度を要求されます。
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モーターです。GM-5と思われる5極モーターですが、単体で電圧をかけるとスムースに回転したので、そのまま使用することにしました。
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ハースカプリングとウォーム軸承にタミヤのセラミックグリスをつけて再組み付けします。但し画像はグリスの付けすぎです(笑
これで超スローも効くようになりました。
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動力台車ですが、この台車は中央軸(第2動輪)の片側にトラクションタイヤが装着されています。しかし、これだと平坦線から勾配区間への入口など線路形状が凹形になるところでは第1動輪と第3動輪(ダミー軸)で台車が支持されるために第2動輪がレールから浮いてしまい、一時的にトラクションタイヤが無効になって牽引力が急減する可能性があります。この理由でKATOの近作EF15や有井の機関車は第1動輪にトラクションタイヤを入れていると考えられます。機関車の車重は第1動輪と第2動輪の中間にかかり、第3動輪(このEF57や有井機ではダミーの空転輪)にはほとんど掛かりませんので、線路形状が凹形でも凸形(勾配線の頂上付近)でも第1動輪がレールから離れることはないからです。
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そこで、この機関車では思い切った処置をしてみました。まず2個のトラクションタイヤを嵌め換え、片側の第1動輪に集中させます。丁度KATOのEF15のようになります。
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当然、反対側の動力台車にはトラクションタイヤがありません。こちらは集電に専念させます。これは当分廠がGM製の京急N1000形や2100形完成品で採用している方法(あのツインモーター駆動はそうしないと脱線の危険が大きいため)ですが、こうすると当然のことながら機関車の進行方向によって牽引力にかなり大きな差が出ることになります。普通はこんなことはしないでしょうが、模型の場合、別に機関車をどちら向きに連結してもさほどおかしくはないので(列車の編成と機関車の向きが一致していないと気になる人はともかく)、常にトレーラーに近いほうにトラクションタイヤが来るように連結すれば最大の牽引力を得られるわけです。但し、まだ牽引力のテスト等はしていません(一応、走行することは確認しましたが)。最後に田宮の接点グリスを接触部に塗りこんで全体を組み上げます。

追記2010.5.23
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トラクションタイヤを第1動軸に移設して走行させると、ときどき息をつくような動きと前照灯のちらつきがあり、軸重のバランスを見ると車重のほとんどが第1軸に掛かっているようでしたので、トラクションタイヤを第2軸に移動させました。結果、息をつくような動きがなくなりスムースに走行するようになりました。結局、このユニットは主として第1軸から集電しており、第3軸はあまり集電に関与していないようです。一連の分解整備で静粛性はかなり向上しました。スロースタート性能はもう少しというところでしたが、モーターにユニクリーン1滴でずいぶん改善されました。

by nari-masa | 2010-05-23 18:55 | 旧型電関(N) | Comments(0)
2010年 05月 23日

EF57(KATO品番3003)

KATOの品番3003、EF57です。EF57は有井製に続き2機目、旧型電関としては5機目になります。たまたま中古販売のネットショップにそこそこの価格で出ていたので、速攻で購入しました。
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販売店の記述を信用すれば2000年ロット(製品同梱の取説にも2000年と印刷されていました)で、KATOがEF57の生産を休止する直前に生産された個体の一つと思われます。中古といってもボディに傷もなく、タイヤに走行痕も無いような美品で、価格的にもこの製品の本来の定価よりは多少高めながら、有井の現行旧型電関のディスカウント価格とほぼ同水準でした。
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何よりも、自分にとって見慣れたEF57はこの庇(氷柱切り)を装着した姿です。
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カプラーをナックルカプラーに交換、尾灯に銀とクリアレッドで色差し、ナンバーは9号機を装着しました。
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動力ユニットのダイカストブロックはデフォルトがダイカストの銀色だったので、例によって水性アクリルで薄緑に塗装しました。旧仕様のため、エアータンクが台車側に付いています。背中の背の高いモニターとガーランドベンチレーターの列もまたEF57の特徴ですね。車体側面表記は有井機と異なり、なにも入っていません。塗色は有井機より明るめのぶどう色2号で、ほとんど茶色です。近作のEF15より明るく、KATO製旧客のスハ43やオハ35とほぼ同色ですね。
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避雷器は銀色だったのでKATOのEF58用をニュートラルグレーに塗装したものに差し替え、信号炎管もライトグレーで塗ってあります。パンタは黒鉄色+カッパーの色差しです。電暖表示灯の張り出しがEG仕様機であることを強く主張していますが、表示灯に黄色で色を入れるとワンポイントになりますね。
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例によってシルエット風。
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動力台車ですが、旧型駆動機構のため、4軸駆動+第2軸にトラクションタイヤです。これについては、動力ユニットを分解しましたので、後日記事にします。先台車のウェイトには旧品番の303が刻印してあります。

この後、この機はまだいくつか手を入れたいところがあります。
(1)エアータンクを車体側に移設
(2)ヘッドライトユニットが旧い電球式なのでLED化(部品が調達できるかどうか?)
(3)トラクションタイヤを第1動輪に変更(同時に導電系の手入れ)
(4)ギヤ噛み合わせ調整(多少走行音がジージーと大きいので)
(5)車輪を黒染めに変更(特に先輪が銀色で目立つので)
(6)電暖表示灯の色差し(黄色)
といったあたりを少しずつ手をかけていこうと思います。

by nari-masa | 2010-05-23 15:45 | 旧型電関(N) | Comments(0)
2010年 05月 21日

EF57-7沼津機関区(有井)

ついに来た~、という感じの1台目のEF57でした。
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ちょっと前の自動車のコピーに「いつかはク○ウン」というのがありましたが、自分にとっては「いつかはゴーナナ」だったのです。昔、高校時代、学校からの帰りに池袋駅西口の東武百貨店(ちなみに東口は西武百貨店)5階の鉄道模型売場に立ち寄ると、カツミのEB58やED100とは別の、シュパーブラインC62など高級品の並んだショウケースに天賞堂製の16番EF57があって、もちろん高校生に買える価格ではなく、「いつかはEF57を入手してやる」と心に誓っていたのでした。あれからン十年、もはや16番からは離れてしまい、今では十数万円の値がついた天賞堂のブラス機を購入する可能性も殆どなくなってしまいましたが、9mmの旧型電関を集め始めた時、やはりこれは最終的にはEF57を入手しないと収まらないな、と直感的に思ったのです。
 ところが間が悪いことに、販売中で在庫豊富なEF57は有井のEF57-1しかなく、これはEF56-12とほぼ同一形状の機関車ですし、やはり自分にとってEF57とはEF57-2以降の勇壮な姿をした機関車に他なりませんから、最も直近に発売された有井のEF57-7沼津機関区を捜したのです。結果、とある個人経営の模型店に在庫があり、20%offで通信販売にも対応して戴けるとのことで、目出度く購入する運びとなりました。
この機も中国生産機であるため、走り装置を中心にEF56-12とほぼ同様の部分に手を入れました。
1、車体周り
(1-1)避雷器をTOMIX製旧型に交換,田宮のスプレー缶AS-7ニュートラルグレーで塗装
(1-2)パンタグラフをGSIのスプレー缶28黒鉄色で塗装、
    シューをGSIの水性アクリルH10カッパーで色差し
(1-3)パンタ引込み線をGSIの水性アクリルH10カッパーで色差し、
    碍子をGSIの水性アクリルH-1ホワイトで塗り分け
(1-4)尾灯をGSIのアクリル47クリアレッドで塗装
(1-5)動力ユニットをEF56-12のものと交換
(1-6)KATO製ナックルカプラーに交換(ナハ11かもめナックルカプラー)
 
2、動力系
(2-1)主電動機をTOMIX M-5に交換
(2-2)駆動系全体を分解の上、中国製潤滑油を除去
(2-3)ウォーム軸のスラスト位置を微調整
(2-4)回転部分および動力伝達部を田宮のセラミックグリスでグリスアップ
(2-5)通電部分に田宮の接点グリスを塗布
(2-6)集電金具の外側を艶消し黒で塗装
(2-7)動力ユニットを田宮の水性アクリルXF-71、日本海軍コクピット色で塗装
と言ったところです。

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この機は東海道本線時代のSG搭載仕様をプロトタイプとしてモデル化したもので、まだ前面窓上に氷柱切りが付いていません。個人的には、前述の東武百貨店で見た天賞堂製EF57がそうだったし、通学途上、日暮里駅で電車を待っているときに目の前の東北本線を通過するEF57もそうだった、という理由で電暖仕様で氷柱切りの付いた姿が好きなのですが、この時点ではただEF57を入手できたというだけで驚喜しておりました。画像では分かりにくいですが、尾灯の赤が鮮やか過ぎたので、上からクリアレッドを被せてあります。運転台はコンソール部を薄緑で塗装し、それ以外はセミグロスブラックを塗ってあります。
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この車体前方アウトリガー上に張り出したパンタグラフ、これこそがEF57を他の旧型機関車と峻別する最大の特徴となるものですが、EF57の竣工時には突き出してはおらず、東海道本線浜松電化時に狭小なトンネルがあり、パンタグラフの作用高さを下げるために斜め前に突き出したそうです。
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避雷器は旧タイプの角型ですが、有井製の造形が今一つでしたので、TOMIXの73系電車用補修部品を調達してニュートラルグレーで塗装の上、交換しました。引込線は赤っぽい成型樹脂色だったので、碍子部分を白で塗って上から水性アクリルのカッパーをかけてあります。実物がこのような配線経路であったかどうかは分かりませんが。
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動力ユニットはEF56-12用の方が走行が静粛だったので、それをEF57-7に充てていますが、EF57好きの単なる「贔屓目」です。エアタンクも入れ替えましたので、こちらのエアタンクにパイピングと印刷が入っています。実物の両台車は連結器で結合されているため、中央部に端梁があるのですが、有井製の機関車はそれが省略されているので、いずれプラ板で作ろうかと思います。
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公式側第2エンド。巨大なSGが目立ちます。
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非公式側第1エンドです。塗色は少し赤が強いかな、という感じがしますが、美しいですね。お召し機のような色合いですかね?
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第1エンド寄りの屋根上です。パンタグラフはGSIクレオスのメタルプライマーを吹いた後黒鉄色を吹き付け、水性アクリルのカッパーで摺板に色差ししました。
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非公式側第2エンドです。動力ユニット側面はタミヤの水性アクリルで薄緑に塗ってあります。運転室部分は誤って一度薄緑をかけてしまったため、セミグロスブラックで再塗装しています。有井は車体表記の印刷が秀逸ですね。
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例によってシルエットのつもりですが、次回はもう少し工夫してみます。

by nari-masa | 2010-05-21 23:15 | 旧型電関(N) | Comments(0)
2010年 05月 20日

EF16(KATO)

EF15(標準型)に続いて発売された姉妹機EF16です。実機もEF15初期型から改造されて福米間の板谷峠や上越国境で地道ながら重要なローポーターの役割を果たしていました。EF63が峠のシェルパと呼ばれて碓氷線で栄光のハイポーターをしていたのとは対照的ですね。
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この機もEF15同様、下回りには手を付けず、パンタグラフの塗装と色差し、信号炎管と避雷器の塗装、ナンバープレート取付、ナックルカプラーへの換装を実施した程度です。あ・・・先輪が脱線しとる・・・(汗
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耐寒耐雪装備機ですから、ホイッスルカバーとスノープロウは取り付けたままです。スノープロウがあるとナックルカプラーの腕の長さが丁度良くなります。
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屋根上はEF15初期型の特徴であるモニターなしを表現しており、またベンチレータがグローブ型になっています。ガラベンはパーツとして付属していますから、交換も可能です。避雷器と信号炎管はメタルプライマーを吹いた後にタミヤのニュートラルグレーで塗装しています。
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ヘッドライトと避雷器の位置がEF15とは異なっています。
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前面窓の位置が高く、EF15とは微妙に違う顔つきをしています。こちらのほうがちょっと怖い顔ですね。また黒のHゴムも表現されています。
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機番はEF16-21を付けましたが、取説の記述が誤っており、グロベン機はこのナンバーで良いらしいです。この機も室内色はメーカー塗装済です。エアタンクのパイピングもしっかり表現されており、EF15とは側窓の数や台車の砂箱の数が異なっているところも表現されていて好ましいです。
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走行装置はEF15と共通の6軸全軸駆動ですが、補機として使用することを前提としてトラクションタイヤは付いていません。しかし、この状態でも平坦線では20m級旧型客車8輌を軽く牽けるのはさすがです。ちなみに、前部補機として使用する場合は本務機よりも補機が優速のほうが良いです。そうでないと連結部のデッキと先台車が両方の機関車に押されて座屈してしまい、脱線しやすくなります。

by nari-masa | 2010-05-20 22:30 | 旧型電関(N) | Comments(0)
2010年 05月 19日

EF15標準型(KATO)

KATOのEF-15です。有井のEF56-12と同時に入場しました。
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この機はパンタグラフ塗装、ナンバープレート取り付け、ナックルカプラーへの交換、スノープロウ取外し、ホイッスルカバー取外し、ホイッスル装着、避雷器塗装、信号炎管塗装、等々、車体外部装着品の整備のみ行ないました。

というのも、ぶどう色2号を纏ったそのクラシカルなデッキ付き箱型車体とは裏腹に、フライホイール装備の6動軸全軸駆動、うち両端2軸は全4輪トラクションタイヤ装着という現代最先端のパワートレインを内蔵し、軽量でありながら先輩格の重量級EF57(KATO製3003)に勝る驚異的な牽引力を示し、「手を入れれば入れるほど性能が低下する」恐れすらある、まるで彼のスイス・ブラウンボベリィ社の先進ブッフリ式駆動装置を搭載した悲運の急客用高性能4軸機ED54の如きドライブシステムであるが故に、動力機構の分解もままならず、内部構造には一切手をつけていないのです(←少し大袈裟ですね)。

実際、走行させても全く何の不安もなく、静かでパワフルな動力性能を発揮しており、将来的にもこの性能を維持できれば十分、と言えます。従ってこの機と姉妹機EF16の今後の整備ポイントは導電系のメンテナンスと駆動系の埃や汚れの除去となります。
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パンタグラフを黒鉄色で塗装、摺り板にカッパーを差しています。避雷器、信号炎管は田宮のニュートラルグレーを塗ってあります。
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スノープロウを外してあるとナックルカプラーの腕が若干長く感じます。
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端正な顔立ちですね。惚れ惚れしてしまいます。
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非公式側第1エンドです。機番は79号機を貼りました。接着剤無しで押し込んで嵌めてあるだけです。
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室内の薄緑はデフォルトです。台車が重厚ですね。砂撒き管の表現まであります。真鍮線でパイプを作ったら良いかも知れませんね。塗装も美しいです(美し過ぎるかも)。
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逆光に浮かぶデッキの手摺りというのを表現したいのですが、なかなかうまくいきません。
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6軸全軸駆動・両端2軸4輪トラクションタイヤ装備の最新鋭ドライブユニットです。集電さえ問題なければこの配置は全く理に適っており、凡そあらゆる線路条件に対しても効果的な牽引力を発揮できます。この話はEF57(KATO)の項でもう少し詳しく述べる所存です。

by nari-masa | 2010-05-19 23:33 | 旧型電関(N) | Comments(0)
2010年 05月 19日

EF56-12宇都宮機関区(有井)

整備の完了した旧型電関を紹介します。最初は当工廠に初めて入場した旧型電関、EF56-12です。
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有井製なので中国生産ですが、走行性能や音も特に大きな問題は感じませんでした。いくつかのブログを拝見すると
いろいろと御指摘項目がおありのようですが、もともと旧型電関は微に入り細に入り、ということは考えていませんので、これで十分「格好良い」です。しかし当工廠の維修班では、初めての電気機関車ということもあり、内部構造を熟知し、整備手順に習熟することを目的に(実は子供の頃からの「玩具の分解癖」ですが・・・)、あえて無謀とも言える総ばらし整備を実施しました。その際、性能劣化がよく話題になる主電動機を日本製に交換しました。
実施した内容は下記の通りです。

1、車体周り
(1-1)信号炎管を銀河モデル製に交換,田宮のエナメルXF-66ライトグレーで塗装
(1-2)常磐無線アンテナを銀河モデル製に交換、および第2エンド側にも追加し、
田宮のエナメルXF-66ライトグレーで塗装
(1-3)避雷器をKATO製EF58用に交換,田宮のスプレー缶AS-7ニュートラルグレーで塗装
(1-4)全機パンタグラフをGSIのスプレー缶28黒鉄色で塗装、
    シューをGSIの水性アクリルH10カッパーで色差し
(1-5)パンタ引込み線をGSIの水性アクリルH10カッパーで色差し、
    碍子をGSIの水性アクリルH-1ホワイトで塗り分け
(1-6)尾灯をGSIのアクリル47クリアレッドで塗装
(1-7)動力ユニットのエアータンクに真鍮線でパイピングを追加、
    田宮のエナメルX-18セミグロスブラックで塗装
  ※動力ユニットをEF57-7と交換したための処置
(1-8)KATO製ナックルカプラーに交換(ナハ11かもめナックルカプラー)

2、動力系
(2-1)主電動機をTOMIX M-5に交換
(2-2)駆動系全体を分解の上、中国製潤滑油を除去
(2-3)ウォーム軸のスラスト位置を微調整
(2-4)回転部分および動力伝達部を田宮のセラミックグリスでグリスアップ
(2-5)通電部分に田宮の接点グリスを塗布
(2-6)集電金具の外側を艶消し黒で塗装
(2-7)動力ユニットを田宮の水性アクリルXF-71、日本海軍コクピット色で塗装
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公式側です。避雷器、信号炎管、常磐無線アンテナ交換、パンタ塗装などを行なっています。エアタンクのパイピングは真鍮線にしてあります。もともとEF56-12のエアタンクにはパイプのモールドがあったのですが、動力ユニットをEF57-7に振り替えたため、現在この機の足回りは元のEF57-7のものなのです。
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動力ユニット側面を薄緑で塗装したのが窓から見えます。パンタの引込み線も金色だったのでカッパー(銅色)を差しました。台車内の集電金具を黒で塗装して銅色が見えないようにしてあります。
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パンタは黒鉄色で塗装し、シューにカッパーで色差ししています。第2エンド側にも常磐無線アンテナを追加しました。
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運転台のコンソール部分のみ薄緑を入れ、運転室はセミグロスブラックで塗り戻しました。旧型電気機関車にコンソールがあるかどうか良く知りませんが・・・分かりにくいですが、尾灯の赤が塗装表現で明るすぎたのでにクリアレッドを被せてあります。
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非公式側です。
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同じく非公式側側面。ちょっと埃が入ってしまいました・・・
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デッキ部をシルエット風に。確かにこうして見るとヘッドライトケースが長いですね。
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前面ですが、ピントがパンタのほうに合ってしまいました。
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駆動台車です。分解整備しましたが特に構造は変えていません。牽引力をUPさせるなら以前の京急動力車のように2個のトラクションタイヤを1軸に集中させると強くなりますが、但し走行方向によって牽引力が極端に変わることになります。

パンタの関節の赤とか、細かい色差しは暇をみつけてちまちまと行なっていきます。

by nari-masa | 2010-05-19 22:37 | 旧型電関(N) | Comments(0)
2010年 05月 17日

東北新幹線は中○飛行機製?

東北新幹線の新青森開業に合わせて登場するE5系の愛称が「はやぶさ」に決まったそうですが、現行の列車名が「はやて」ですから、乗り間違える人が出そうですね。多分いずれ統合されるでしょう。ところで「はやぶさ」「はやて」と言えば、どちらも旧日本陸軍の単座戦闘機の名前ですね。それも中○飛行機、つまり現在の富○重工業の前身の手によるものですが、富○重工は栃木県の宇都宮市や群馬県の太田市に工場があり、特に宇都宮には航空機部門があります。まさかその関係でもないでしょうが、JRに関係者というか、思い入れのある方でも居られるんですかね?
「はやぶさ」:中島キー43 日本陸軍一式戦闘機「隼」、連合軍コードネーム「OSCAR」、モデルはハセガワの1/48、第64戦隊「加藤隼戦闘隊」機です。
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「はやて」:中島キー84 日本陸軍四式戦闘機「疾風」、連合軍コードネーム「FRANK」、童友社の1/32です。
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ちなみに、「疾風」には伝染病(コレラ?)の意味もあって、そのためなかなか列車名には採用されなかった、と聞いたことがあります。「はやぶさ」は御存知、本土の南の涯西鹿児島行き寝台特急でしたが、今度は本州の北の涯へ向かうんですね。

by nari-masa | 2010-05-17 20:44 | 雑言 | Comments(0)