新湘南電鐵 横濱工廠archive

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2014年 09月 23日

マイクロエース製トレーラー車輌の転がり対策

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トータンさんのBLOG「冷や水鉄道」でマイクロエース製電車のトレーラーの転がりが極端に悪いという記事を拝見して、当廠にも転がりの悪いマイクロエース車がいたことを思い出しました。以前、急行「津軽」増結用に中古品を単品購入したオハネ12、マイクロエース初期の車輌です。長さ140mmの直線の一方に6mm厚さの線路をかませていますので約4%(40パーミル)勾配上に載せても全く転がる気配がありません。なお床面が水平ではないので勾配の数値はいい加減です。
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KATO製の客車だと軽く自然流出してしまいます。
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これがマイクロエース初期製品の台車なんですが、矢印の所に端梁があり、普通の台車のように台車枠が上から見てH型ではありません。このため車軸のピボットと軸穴に隙間がないと車軸を締めつけてしまいます。おまけに通電金具もブレーキの役割をしています。
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車軸の長さを計測してみました。本来この台車に付いているマイクロエースの車輪は14.3mmです。
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マイクロエースの車輪と互換性のあるTOMIX旧集電車輪も14.3mm。黒染めなので今はこの車輪を取り付けています。
ちなみにこの車輪はグリーンマックスの集電車輪とも互換性があります。
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KATO中空軸車輪も14.3mm。みんな同じですね。
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ところが、TOMIX新集電車輪は1mm短い13.3mmです。これが付けられれば車軸と台車の間に隙間ができますね。
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で、やってみましたが、車軸が短かすぎて保持できず、台車から外れてしまいました。残念ながらこの案はアウトでした。
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試しに集電板を外してみたら・・・
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一応4%勾配で重そうに流出はするのですが。
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しかたがないので台車のピボット穴をドリルでさらって深くすることにしました。Φ0.8くらいの切れ味の悪いドリルを使います。切れ味が良すぎると喰い込んで行って台車に穴が開いてしまいます。
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これで集電金具をつけても流出するようになりました。まだ軽いとは言い難いのですが、以前よりは改善されたようです。集電金具を外せば更に良くなりそうです。似たような車輌はあと1輌、急行「八甲田」基本セットのスロ62があるので、こちらも対策することにします。とりあえず本稿は終わりです。
追記、スロ62は外側集電板でピボットを受けていたのでコロガリは良好でした。
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by nari-masa | 2014-09-23 17:30 | 小加工・改造(N) | Comments(4)
Commented by ノブえもん at 2014-09-24 08:44 x
narimasa様
転がり抵抗の改善策m(__)m
お疲れさまです♪
台車枠の形状も他とは違い、漢字の「日」の様になっていたのですね(汗)
なるほど台車枠材質からの復元性での挟み込みが期待できないので、ピボット受けを僅かに深くするしかなさそうですね♪
私はマイクロの台車を持っていませんので、手持ちで一番転がりの重い台車を使い車軸のピボットをヤスリでヒト撫でしたのですが、転がりが良くなるには0,5程短くしなければならず、削り過ぎると抜けやすくなってしまうために、「冷や水鉄道」様のblogへ書くのを躊躇ってしまいました(T-T)
Commented by nari-masa at 2014-09-24 19:57
ノブえもんさん こんばんは。
「日」の字というか。カプラーポケットも一体なので「由」とか「甲」ですね。車軸のピボットをヤスるときは車輪を電気ドリルか手回しドリルのチャックで咥え、その電ドルをバイス台にかませて回転させてヤスリをあてると芯が出た状態でヤスれます。これは50年以上昔から鉄道模型で使われた技法で「ドリルレース」といいます。この「レース(Lathe)」は旋盤のことですね。昔から鉄道模型をやっている方はきっとご存知だと思いますよ。
Commented by ノブえもん at 2014-09-24 23:47 x
narimasa様
こんばんわ♪
ドリルレース!
成る程、そうだったのですね♪
実はスキューバダイビングのボンベや、円筒形のミニチュアを作る為に、ジャンクの電動ドリルを横倒しに固定した「旋盤モドキ」があるので、ぜひ試してみようと思います♪

先の記事に有りました「ナンバープレートが印刷」とは、思いもしませんでした(汗)
失礼しました(>人<)

Commented by nari-masa at 2014-09-25 21:19
ノブえもんさん こんばんは。
ドリルレース、部品も工具も手に入らず、手作りしていた時代の先人たちの知恵ですね。それと同じ技法を独自に編み出してしまうノブえもんさんも凄いですが。


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