2014年 08月 31日

EF13凸形整備(5)完工

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有井EF13-25凸形・一次改装後の入廠整備が完了しました。
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主に手を入れたところは暗い前照灯の高輝度LED化(きらめきライト・ピコ使用)と足回りの分解整備です。
当廠常設線のR177を通過できないため仮設線路上の往復運転ですが、整備完了後の初走行です。

↓動画を追加しました。強引にR177を通過させてしまいました。先輪が脱線しますが走行には支障ありません(笑)
ここからはかなり長いので、興味のある方だけ下からどうぞ。そしてご承知の通り、マイクロエース製品は部品の供給がありませんから、無暗に分解してパーツを破損したり紛失したりすると面倒なことになります。そこのところ、宜しくご判断お願い致します。



まずは足回りの整備の続きです。
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スノープロウも塗装するので機番の印刷してあるところだけマスキングします。
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クレオスNo.40ジャーマングレーを吹き付けました。
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走行する線路が悪路だとスノープロウがレールのジョイント部に引っ掛かることを思い出し、下面を少し削りました。塗装前に気がつけばよかったのに(笑)
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とりあえず主台車枠とスノープロウの塗装が完了しました。台車枠端梁にはエアホースの取付け穴も明けておきました。
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主台車の組み立て開始。まずは集電板に第1動輪と第3動輪を組み込みます。
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あとは先日のEF13箱形車体と同じ手順でタミヤ・セラミックグリスを給油しながら組み上げます。走行テスト。
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見にくいですが、TOMIXのエアホースも取り付けました。
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モーターは側窓から見えるのでタミヤの海軍機内色で塗装しました。
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標識灯(テールランプ)は茶色の上にクリアレッドでは見えにくかったので、一度クロムシルバーを塗った上にクリアレッドをかけました。はみ出した部分はあとでタッチアップします(汗)

さて、次に前照灯の高輝度LED化ですが、この機関車はボンネット上に前照灯があり、ボンネットの中はギアボックスが入っているのでスペースの制約が厳しいです。
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製品はこんな暗い光でした。
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使っていたのはオレンジのLED。
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導光材のやたら難しい取り回しもあってこんなに暗くなってしまいます。
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今回使うことにしたのはこれです。新潟の美軌模型店さんで製造販売している「きらめきライト・ピコ」。いつもは「きらめきライト・水平照射型」を使っているのですが、さすがにこのボンネットには収まりそうにありません。そこで、今回初めて「ピコ」を使うことにしました。いずれ何かに使うこともあるだろうと買っておいたものです。先端の発光部はチップLEDですが、幅1mmほどしかありません。
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ボケていますが、前照灯のあるあたりのボンネット内側に三角形の突起があります。これがプリズムですが、このプリズムに光をあててもうまく光りませんでした。
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そこでプリズムをカットして平滑にしました。なお、この状態で下からLEDで照らしてもうまく光りませんでした。
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カットしたあとの透明部品に下から穴を掘ろうとしたら、片側は外れてしまいました。このヘッドライトは透明プラに塗装してあるだけのようです。Bトレの先頭部と同じ感覚ですね。
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もう一方は外れなかったので、そのままドリルで穴を掘りました。上に貫通しないように気を付けながら、φ0.5から始めてφ1.2まで大きくしました。
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この穴に「ピコ」を挿し込んで通電すると、こうなります。きらめきライトは数えきれないほど使っていますが、何度組み込んでも点灯した瞬間は感動的です。光が強すぎてヘッドライト全体がぼんぼりみたいに光っていますね。そのうち一旦銀塗装して遮光します。それにしてもスゴイよこれ、S本さんありがとう!
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うまく行くことが確認できたので、ボンネットの裏にアルミテープで配線を固定しました。
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ライト基板は使わないので、ライト基板への給電用接点にきらめきライトの導線を巻き付けて通電を確保します。今回10μFのコンデンサも付けてみました。これだけでも走行時に逆側のライトがちらつかなくなります。
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むふ~
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むふふふ~
まだ単機回送ですが、MT39×6基の轟音が聞こえるようです。

走行画像が先にきてしまいましたが、工程はまだ残っています。車体の剥げたところや色挿しのはみ出しをタッチアップ。
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使ったのはこの日の為に買ってあったモリタのぶどう色1号。ダイカストに塗られた艶消し塗料は剥げやすく、剥げるとそこから塗料とダイカストの隙間に酸化が進む恐れがあるので、念入りにタッチアップしておきます。
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パンタグラフは黒鉄色+集電舟にカッパーで色挿し。
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分かりにくいですが、台車はジャーマングレーなので真っ黒ではありません。戦後の整備が行き届かず使い込んだ雰囲気をウェザリングでなく塗装で表現したかったのです。
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EF13-25第一次改装車、整備完了です。そのうちロングランやりますが、牽かせるものがありません。ちなみに、この全軸駆動動力機構はやや低速側に振っているので、上越国境の補機として使うには従来の有井の旧形電関とは協調しないと思われます。
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by nari-masa | 2014-08-31 16:37 | 旧型電関(N) | Comments(4)
Commented by ノブえもん at 2014-09-01 00:32 x
nari-masa様
お邪魔します♪
EF13凸形整備完了♪
お疲れ様でした(^▽^)
動力からライト、塗装までトータルでの手入れは愛着も一層深くなりますね♪
照明は、ライトのハウジングにチップを入れてしまうこの方法、私も鉄コレの身延線で試しましたが、明るさが全く変わりますよね(^▽^)
なぜメーカーは、材料&組み込みの経費削減にもなるチップの埋め込みをせず、導光板に拘るのでしょうかね~

各部の塗装、作業自体に迷いのない手馴れた感じが素敵で羨ましいです♪
Commented by nari-masa at 2014-09-01 08:59
ノブえもんさん、お早うございます。コメントありがとうございます。
ライトの件、単に量産性の問題なんでしょうね。一定以上の大きさの硬い部品でないと工員さんが組みにくいのでしょう。彼らは鉄道模型が趣味ではなくて仕事ですから。
それ以上は鉄道模型を趣味とする人間が手を入れてやればいいのです。旧形電機に関しては完璧主義のKATOより脇が甘くて手を入れる余地を残してくれる有井のほうが好きですね(笑)。
作業に迷いがない、というのはとんでもない誤解ですよ。工法、手順、材料、常に自分の腕と相談しながら迷ってばかりです。それが楽しくもありますが。
Commented by トータン at 2014-09-01 18:23 x
ライト点灯 おめでとう御座います 明るいですね~ 一歩遅れましたが 今日当たり点灯できるのでは?って考えています プリズムに直接チップですので余り明るくはならないようですが それで行きます 上手く行くといいのですが・・・・・・今回分解に関しては非常に参考になりました ありがとう御座います。
Commented by nari-masa at 2014-09-01 20:42
トータンさん こんばんは。コメント有難うございます。
トータンさんは超絶技法をお持ちですから、どこまで手を入れるのか楽しみです。当方は自分の技能の限界が見えているので使えるものは市販品でも何でも使う、というスタンスですから、いつもトータンさんのワザを楽しみにしております。


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