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2012年 10月 30日

KATO EF58 動力ユニット分解整備

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最近KATO製旧型電気機関車の動力ユニットをあれこれ分解していますが、今回はもはや旧動力とでも呼ぶべきEF58です。ダイカストブロックが大きいため、車体がスケールより大きくなっていますが、フライホィールが効きすぎるくらい効くので踏破性は抜群です。

動力ユニットの分解は当方の趣味で行なっており、この記事は後日の為の備忘録として残しているものです。分解をお奨めするものではありませんし、その結果に対し一切の責任は負えません。

あ、このEF58は以前に前照灯をLEDに交換していますので、純正ライトユニットが取り付けてありません。



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まず車体を外します。第1エンドには機関士を搭乗させました。
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この機関車の動力ユニットはEF15以降の新動力とも品番3003 EF57旧製品ともかなり異なる構造をしています。分解手順はこれ一つではありませんが、とりあえず構造を見ながらバラしていきます。導電板のストッパーを外し、モーターの端子を立てて長い導電板を外します。台車集電板との接点が汚れていますね。
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両側の台車押さえを外します。マイナスドライバーを使いましたが爪楊枝や手でも外せます。
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台車を外します。EF15以降と異なり、引っかかりが強いのでマイナスドライバーを使いましたが、あまり力を入れると破損しかねないので要注意。長い集電板も曲げないように注意が必要です。
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ウォームギアを上に押し上げながらモーターとウォームギアを上に引き抜きます。
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モーターが外れました。最近は単品で販売されていませんが、5極モーターのGM-5ですね。起動もスムースで、新動力もこれを使って欲しかった。フライホイールが半端なく巨大です。
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分解したダイカストブロック。これは左右2分割ではないですね。一見絶縁体かと思わせますが、そうではなく要所要所をプラ部品で絶縁しているだけです。
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モーターの軸受にKATOユニクリーンオイルを1滴注油してから組み立てていきます。KATOはモーターへの注油をカタログ等で禁止していますのでご注意を。自己判断です。モーターとウォ-ムギアをダイカストブロックに組み込みます。
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両側の台車抑え(室内色のプラ部品)を取り付けます。
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接点の汚れを清掃してから導電板を所定の位置に取り付けます。かなり長いので曲がらないように。
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モーターの端子を折り曲げてストッパーで抑えます。この動力ユニットはここの端子と導電板の接触が点接触になり、一番のウィークポイントと思われますので、確実に接触するように注意します。
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台車をはめ込み、動力ユニットは完成です。
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車体を取り付けました。EF58は運転席の側窓が大きいので機関士がなかなかいい雰囲気です。指差喚呼中。
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走行中です。パンタグラフが切れてしまいましたが、以前の日本海軍軍艦色Ⅱを剥離してTAMIYAのTS42ライトガンメタルで塗り直しました。

こうしてEF58の動力ユニットを分解してみると、EF15以降EF57リニューアルに至る新動力ユニットは本当に改良だったのかと疑問に思うところがあります。リアルスケール化で車体を小さくするなら、ダイカストブロックの質量を少しでも増やし、モーターのローター径をできるだけ大きく確保すべきではなかったかと。軽量化による牽引力不足はトラクションタイヤを増やし、モーターのコギングはスキュータイプにするなど改善する努力をしてはいますが、動力ユニットとしての基本的な特性はそれで変わるわけではないので必ずどこかに無理が出ると思います。
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by nari-masa | 2012-10-30 18:41 | 旧型電関(N) | Comments(1)
Commented by nari-masa at 2013-11-11 20:04
この記事もアクセスが多いですね。このくらいの重量があったほうが牽引力が強くていいのですが、最近のKATO機は軽すぎます。


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