新湘南電鐵 横濱工廠archive

shinshonan.exblog.jp
ブログトップ
2012年 10月 27日

KATO ED16 動力ユニット分解整備

c0207199_17195055.jpg
前回コメントでちょっと予告しましたが、KATO製ED16の動力ユニットを分解整備しました。

KATOでは唯一の旧型D級機関車でEF15標準型に始まる新動力ユニットの流れを汲んでおり、モーターなどは同じですが、さすがにF級機とは車体の大きさが異なるため全く同じ動力機構というわけではありません。
久し振りに出して走らせてみるとやはり若干ラビットスタート気味でしたので、分解整備をかけることにしました。
いつものことですが、分解をお奨めしているわけではありませんし、この記事通りに実施された結果に対して当方は全く責任を負えませんので、宜しくお願い致します。




c0207199_1720448.jpg
今日は天気が良いのでまずはKATO機の動力ユニット側面に室内色を塗りました。いつものタミヤXF71日本海軍コクピット色です。
c0207199_17204924.jpg
EF58を2輌、EF15最終型、EF16、ED16の全5輌です。EF58は運転台がダイカスト地色のままだったのでここも塗りました。
c0207199_17205495.jpg
さて、ではED16の分解にかかります。まずは爪楊枝で車体を外します。
c0207199_17205949.jpg
台車は手で捻って外します。ご覧の通り、この機関車はウォームギアがダイカストブロック側に付いていて、ウォームの先端がフライホイールになっています。ただかなり小さいのでほとんど効かないと思いますけど、気は心ということで。
c0207199_1721427.jpg
台枠を外します。手で簡単に外せます。
c0207199_17211011.jpg
上向きにして
c0207199_17211540.jpg
爪楊枝かマイナスドライバーで接点抑えを外します。この辺はEF級と同じです。
c0207199_1721204.jpg
ライトユニットを浮かせ、ダイカストブロックにモールドされているストッパーに乗せます。。
c0207199_17212521.jpg
反対側を持ち上げ、ライトユニットを外します。
c0207199_17212941.jpg
室内色部品を外します。
c0207199_17213311.jpg
両端のストッパーを外します。
c0207199_1721413.jpg
これでダイカストブロックが2つに分離でき、モーターが取り出せます。
c0207199_17214839.jpg
電圧をかけてモーターを回してみます。やはり少し音がします。
c0207199_17215548.jpg
モーターにはEF級と同様にKATOユニクリーンオイルを軸受に給油しておきました。
★KATOはモーターへの給油を禁止しています。
c0207199_1722258.jpg
さて組んでいきます。分解時とは手順を変えていますが、特に意味はありません。モーターを挟んでダイカストブロックを組み合わせます。
c0207199_1722980.jpg
両端のストッパーをはめます。この機関車は導電板が簡単に外れてしまうので、一度外しておいたものを組み付けます。
c0207199_17221659.jpg
台枠を取り付けて導電板を押さえます。
c0207199_17222313.jpg
室内色部品を取り付けますが、あちこち浮きやすいので注意が必要です。
c0207199_17223023.jpg
ライトユニットを取り付けます。まずストッパー側から差し込み、接点板を押し込みます。接点板は曲がりやすいので要注意です。
c0207199_17223758.jpg
ライトユニットを少しスライドさせて定位置に収めます。
c0207199_17224329.jpg
接点抑えを取り付けて動力ユニットは組み上がりです。
c0207199_17225014.jpg
台車を取り付け
c0207199_17225794.jpg
車体をはめ込みます。車体と動力ユニットには方向性があるので、屋根裏の矢印と動力ユニット側面の矢印を合わせます。
c0207199_1723340.jpg
走行させてみました。
c0207199_1723862.jpg
ラビットスタートはあまり改善されたとは言い難いです。モーターを小さくすると当然ローター径が小さくなり、結果、トルクが小さくなります。軸受やギヤの静摩擦に打ち勝って回転し始めるための電圧が高くなり、回転開始とともに動摩擦に推移するので回転数が急に高くなります。新動力ユニットでスローが効かなくなるのはこの辺に原因がありそうです。これはモーターの基本的な特性に属する部分なのでフライホィールを大きくしてもあまり効果がありません。フライホィールが効くのは回転し始めた後です。

次回は動力性能としては理想的な(ちょっとフライホイールが効きすぎではありますが)KATO EF58の動力ユニットを見てみることにします。

ちなみに、ラビットスタート(Rabbit start)という用語について。
最近ネット上でラピッドスタート(Rapid start)という言い方をされることがありますが、これは蛍光灯の点灯方式やPCの起動方式を表す用語のようです。英語では Jack rabbit start が「兎のような猛ダッシュ」つまり「脱兎の如く」の意味であり、Rapid acceleration 即ち「急加速」と同義だそうです。
[PR]

by nari-masa | 2012-10-27 18:17 | 旧型電関(N) | Comments(0)


<< KATO EF58 動力ユニッ...      KATO EF57走行音改善 ... >>